研究室紹介
当研究室の強みは「ものづくり力の高さ」,「ユニークな発想力」そして「学生モチベーションの高さ」です。
大学の研究は「基礎」といわれていますが,ロボット工学の基礎研究としては理論構築とシミュレーションによる評価が主流でした。今やロボット研究は実証のモードに入っています。実証には,実際の現場で実験できるほどのロボットの製作技術,技術力が必要です。当研究室では,大手メーカーが業界標準として導入している3次元CAD「CATIA V5」を導入し,ロボット設計をすべてCADで行っています。さらに製作に関しては,小型3軸NCを研究室で所有し,真空成形というプラ成形技術も持っています(nenaのボディはNC加工で製作した型を使って真空成形で製作されています)。また,近年ではロボットプログラムに有用なさまざまなソフトウエアがオープンソース化し,インターネットで気軽にダウンロード,利用できます。当研究室では,既存ソフトウエアをなるべく使わず,研究室で独自に作り上げたソフトウエアを今でも利用しています。ソフトウエアの生産効率はむしろ低いといわざるを得ませんが,動作アルゴリズムを理解する自力が身に付くと自負しています。
当研究室は,自力でものづくりを実践する過程で,いろいろなことに気づかされます。今まで問題だったことが,使い方によっては有用な現象であったりもします。たとえば,磁気ナビゲーションは,今までのノイズとして嫌われていた磁場変化を積極的に利用しようという逆の発想ですし,ボケ画像から位置推定する方法も同様です。今まで使えないと思われることを逆から見てみる。このような発想の転換が当研究室の強みといえます。
当研究室では,学生の「自由」を尊重しています。研究テーマも学生が自由に選ぶことができます。研究室への出入りに時間も自由です(一応,ゼミなどは時間の決まっている内容は時間厳守ですが)。また,各プロジェクトは高い目標が設定されていますが,これを達成するにはチームワークが必要です。自由,高い目標,チームワークが,学生モチベーションが高めている理由かもしれません。